色々と書きました
http://www.contentshistory.org/2009/11/14/575/
- 『コンテンツ文化史研究』2号目次
- 表紙・イラスト:こさささこ
- インタビュー
- 参加記
- 書評
- 樺島榮一郎「濱野智史『アーキテクチャの生態系』」
- 第一回例会の記録
- 二〇〇九年度部会活動の記録
- その他
というわけで先日発行された『コンテンツ文化史研究』2号ですが、いくつかに関わっています。
一つ目は「塩谷直義氏インタビュー 『ホッタラケの島〜遥と魔法の鏡〜』をめぐって」です。こちらはインタビュワーとして参加させていただきました。日本初の3DCGアニメ映画として非常に完成度の高い『ホッタラケの島』ですが、塩谷さんのアニメ業界へ入る過程からお話いただきました。2Dのかわいさや素朴さを失わない3DCGアニメというのは世界的にも稀有な作品です。エポックメイキングな作品となることは間違いないでしょう。
二つ目は論文「明治後期における琉球・沖縄認識―「琉球九州三人スケッチ」を中心として―」。こちらは吉田博、石川寅治、中川八郎が明治45年に大阪朝日新聞に連載した「琉球九州三人スケッチ」、さらには当該期の様々な紀行文やエッセイなどをもとに琉球・沖縄認識を明らかにしました。玉井は「はじめに」の一部と3章、4章、おわりに、を担当しています。歴史的経緯というものは政治・行政的な時間区分では推し量れない文化的な側面からも考察すべきだ!というのが私個人の裏テーマです。なので明治後期であるというのに「琉球」としているわけです。
三つ目は参加記。先日、明治大学で行われましたシンポジウムを聞いてきましたので、書きました。というか会長に書かされました。研究者としては様々な手に入りにくい資料・史料が整理・公開されていくとのことですので、非常に楽しみで仕方ありません。
四つ目は「第一回例会の記録」の中の発表要旨です。これはその名の通りとしか・・・800字ですしね!ちなみにもう一人の発表者である土居浩さんの発表要旨、そして今井信治さんの参加記も同録されております。お二人のは読み応えがあります。