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インスタントコーヒーの行方

最近はインスタントコーヒーを良く飲み、その行き先や飲む理由に思いを馳せますが、コーヒーについて研究しているわけではありません。

フェンネル大陸シリーズ

フェンネル大陸 偽王伝1 孤狼と月 (講談社文庫)

フェンネル大陸 偽王伝1 孤狼と月 (講談社文庫)

星々の夜明け フェンネル大陸 真勇伝 (講談社ノベルス)

星々の夜明け フェンネル大陸 真勇伝 (講談社ノベルス)

しかし、いつも自分の書いたものを紹介して、お仕舞いでは味気ないので、最近の読書傾向でも書いて、お茶を濁しておきます。昨年から1年間、延々と長編ファンタジーをだらだら読むというブームが緩やかに続いていまして、最初は『ベルガリアード物語』(全5巻)、『マロリオン物語』(全5巻)、『魔術師ベルガラス』(全3巻)、『女魔術師ポルガラ』(全3巻)と読み進めました。講義準備の合間に読むとスカイハイ!な感じです(右手指先を上に向けながら)。ちなみにエレニア記には手を出さず、今度は『ミストボーン』シリーズ(全9冊)を読み、一時期は原作者のサイトで裏設定を読んで、にやにやしていました。気持ち悪いですね。

今年に入って読んでいたのが高里椎奈フェンネル大陸』シリーズです。偽王伝7巻と真勇伝5巻と外伝1冊。ちなみに薬屋シリーズは大中小の男の子しか出てこないので、全くもって読み進めることが出来ませんでしたが、フェンネル大陸シリーズは主人公が少女なので、読めました。ただし、ノベルズという媒体のためか描写を飛ばしているところが多々あり、オタクの妄想力というリテラシーを試されているような気がしてなりません。大丈夫です。映画のワンシーンのように脳内でつなぎ合わせます。カットした部分が多いというのは作者があとがきに、よく書いておりますので、致し方無いのでしょう。

さて、主人公フェンを中心とした物語は、偽王伝に関しては貴種流離譚の体裁をとります。彼女を取り巻く人々の救済、そして真勇伝で彼女と深い関わりを持つ人たちおよび彼女自身の救いの物語。登場人物があまりにも大勢になっているにも関わらず、そして主人公が置かれた立ち位置が極めて凄惨であるにも関わらず、読後感に悲惨さがあまりないのは、限られた紙面でフェンの一面的な見方だけではなく多面的に描こうとしているからかもしれません。これを利点と捉えるか、欠点と捉えるかは各人にお任せ。ふり幅の大きい悪人も必要という人もいるかもしれません。

で、ここらへんでブログを書くのにも飽きてきました。つぶやきって楽ですね。

フェンネル大陸シリーズで困ったのは描写のカットもそうですが、登場人物の多さでしょう。外伝では、久しい登場で忘れていた人もいました。これは自分自身の能力がダメだという証左でしかありません。

しかし、これを読みながら同じく貴種流離譚である『スクラップド・プリンセス』を読み返したくなりました。さて、どうするか。